秋もいよいよ深まり、紅葉も、もう終盤となってきました。 本日は、第2回目のアマゴ発眼卵の放流(BOX設置)を行いました。 当組合が発眼卵放流を始めたのは2年前、きっかけは杉坂研治さんからのご寄付でした。 名倉川漁協さんの段戸川倶楽部の方々にご指導いただき、奇跡的に大成功。 そして、塩瀬BASEに可愛い稚魚が見られるようになり、効果を実感できるまでになりました。 今日は、2週間前に行った場所とは違う3箇所に設置を行いました。
急な増水にも流されないよう、しっかりとオーバーケースを岩に縛り付けます。 その中には、当組合のオリジナル「木製バイバートボックス」が2個入っています。 大体、3500~4000粒が入る大きさです。
なんとか雨もやんでくれて作業は順調に進みます。
最後の場所の設置を終え、沢から出てくると、橋の下にはオスとみられる痩せたアマゴの姿が見えました。おそらく、大仕事を終え、もうすぐ天寿を全うする個体でしょう。 2週間前に設置した場所のBOXを確認しに行くと、それと入れ替わるように新しい命が生まれ始めていました。
この子たちが、生き残って成魚になるまでには、厳しい試練が待ち受けていることでしょう。
その環境を整え、守っていくのが我々の仕事である、あらためて、そう強く想った、晩秋の一日でした。
文末になりますが、本年度はトータル5万粒もの発眼卵を川の中に入れることができました。
これも、シーズン中にスクールを塩瀬BASEで開催してくださり、全額をチャリティーしてくださった塩瀬BASEアドバイザーの石垣尚男さん、杉坂ファミリー、飯田重祐さん。
そして参加してくださった釣り人の皆様の温かいご厚志によるものと深く感謝いたします。
来シーズンの塩瀬BASEに、ご期待ください。
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